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今年読んだ本・お勧めのおよそベスト10 [ベスト10]

今年読んだ本は、日本語329冊、中国語9冊、英語4冊、韓国語12冊。今年はアクシデントが多く、あまり外国語の本を読めなかった。

2014年は、日本語444冊、中国語8冊、英語3冊、韓国語22冊。
2013年は、日本語407冊、中国語17冊、英語8冊、韓国語14冊。
2012年は、日本語221冊、中国語14冊、英語7冊、韓国語18冊。
2011年は、日本語221冊、中国語17冊、英語14冊、韓国語21冊。
2010年は、日本語132冊、中国語9冊、英語23冊、韓国語22冊。
2009年は、日本語315冊、中国語6冊、英語31冊、韓国語2冊。

以前は日本語書籍のみで、
2008年333冊、2007年507冊、2006年649冊、
2005年597冊、2004年826冊、2003年720冊。
これ以前は本に日付を入れる習慣なし。

以下、今年読んだ本のお勧めおよそベスト10、順番は読了日付の逆順。



2015.11.18
『古代大和朝廷』
宮崎市定(東洋史)
ちくま学芸文庫(1995)


☆☆☆☆☆
中国史の大家が語る古代日本史。ミステリーを解くようなスリリングが謎解きが面白い。資料の少ない古代について、抜群の推理力を持つ著者が、中国史と対照しつつ分析していくのだ。高丘親王の碁は世界一!

難易度2/5 推薦度4/5




2015.09.28
『日本人の仏教史』
五来重(仏教民俗学)
角川選書(1989)


☆☆☆☆☆
理論や上辺の仏教ではなく、民衆たちが信じ求めた実在した仏教の実態を知る。

祈祷仏教、葬式仏教と侮蔑し程度の低い仏教と評価するのは、観念的なインテリやブルジョア的思想家の宗教観であり、相手にする必要はない。座禅や千日行などの苦行も、仏教学の学習も一つの方便であって、仏教の目的は民衆の救済である!

難易度3/5 推薦度4/5




2015.09.27
『同時通訳者の英語ノート術&学習法』
工藤紘実(翻訳通訳サービスの提供会社経営)
KADOKAWA/中経出版(2014)


☆☆☆☆☆
著者が通訳者でも何でもないところが注目点。通訳会社を経営している人が通訳者に聞いたりしてまとめたもの。

実は現役の通訳者というのは、基本的に体育会系の人たちで、論理的に考えたり説明する能力は高くなく、応用言語学の研究もよく知らない人が多い。独断的なことを言う人ばかりで、意外と参考にならないのだ。

その点、この著者は客観的によく通訳者を観察しており、通訳技術に必要な練習や語学学習法をよくとらえているのである。

難易度2/5 推薦度4/5




2015.09.13
『Forty Studies That Changed Psychology 5th edition』
Roger R. Hock(心理学史)
Pearson Prentice Hall(2005)


(心理学を変えた40の研究)
最新版ではないが、四つほど入れ替わっているだけ。心理学を代表する研究が紹介されている。研究一つ一つが、前提や実験、応用や最新情報などと段階を追って解説されている。ただし、やや文章が難しいように思う。

難易度5/5 推薦度4/5




2015.08.08
『중국어의 비밀: 한국인을 위한 중국어 사용설명서』
박종한(중국 언어 문화)
궁리(2012)


(中国語の秘密:韓国人のための中国語使用説明書)
韓国の中国語研究が凄い。日本では読むことができないことばかり。中国語の四つのメタ文法の解説がすばらしい。限定性効果、時間順序原理、選択制約、文法化を知るべし。

古代中国語には二重子音があったり、有気無気でなく有声無声の対立だったり、語順も英語っぽいのが面白い。

難易度3/5 推薦度5/5




2015.07.21
『Atkinson & Hilgard's Introduction to Psychology 14th edition』
Susan Nolen-Hoeksema(心理学)
Thomson Wadsworth(2003)


(ヒルガードの心理学)
シリーズ唯一のハードカバー版で読みやすい。心理学を総網羅する定番のフルカラーの教科書。私が完読した人生で一番重い本になると思う。心理学を研究する人は是非一冊持つべき本。

難易度4/5 推薦度4/5




2015.07.14
『目の見えない人は世界をどう見ているのか』
伊藤亜紗(美学、現代アート)
光文社新書(2015)


☆☆☆☆☆
目の見えない人の世界に迫る良書。日本の視覚障害者の点字識字率は12.6%。メモをとることができないので、記憶しなければならない。色の概念を理解して色の好みもあるが、色を混ぜることが理解できないというが興味深い。ダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってみたくなった。

難易度2/5 推薦度4/5




2015.05.26
『意識をめぐる冒険』
クリストフ・コッホ(神経科学)
岩波書店(2014)


☆☆☆☆☆
ロマンチックな還元主義者クリストフ・コッホの脳研究と科学論が面白い。相互作用する部分から成り立つシステムであれば、ある程度の意識を持つ。科学の対象にならないものがあると言い切るには早すぎる!

難易度3/5 推薦度4/5




2015.03.25
『命ひとつ:よく生きるヒント』
大峯あきら(浄土真宗、宗教哲学者、俳人)
小学館101新書(2013)


☆☆☆☆☆
新書でここまで濃い宗教書が出ていることに驚愕させられる。仏教とは、仏が説いた教え、仏=法について説いている教え、私たち自身が仏になっていく教え。

難易度4/5 推薦度4/5


仏とは何か、私がたくさんの仏教書を読んで得た結論は、「一回きりしかない人生を受け入れて、その一瞬一瞬を精一杯生きて、思い残すことなく生ききり、自らの人生を完成させる人」である。完成する=仏となると涅槃に入り、二度目の人生はないし、必要もないのである。

しかし大乗仏教として民衆を説くことに重点を置くようになると、仏となるには現実はあまりに不公平であることに気づく。過酷な人生を送り、何の救いもないまま死んでいく者も多くいる。彼らに悟って人生を受け入れろというのは無理な話である。

そこで人々が見いだしたのが極楽浄土である。浄土は天国とは異なる。浄土は不公平な娑婆とは異なり、誰もが公平に仏への修行をすることができる成仏修行の道場であり、たとえればフィットネスクラブのようなものである。家で減量するのは難しいが、フィットネスクラブ=浄土でトレーニングし、トレーナー=如来の指示を受けて実行すれば、減量=成仏するのは難しくないというわけ。

浄土教では念仏のみが条件とされるが、それは個々人は仏たることを望むだけでよい、その以外のことは如来に任せればよいということである。


2015.03.24
『最貧困女子』
鈴木大介(ルポライター)
幻冬舎新書(2014)


☆☆☆☆☆
人は低所得に加えて「三つの無縁」「三つの障害」から貧困に陥る。家族、地域、制度の無縁。精神障害、発達障害、知的障害。お金をたくさん使う人も多いので、貧困というより最底辺という感じ。日本の裏の一面を知る。

難易度1/5 推薦度4/5




2015.03.05
『アインシュタイン、神を語る:宇宙・科学・宗教・平和』
ウィリアム・ヘルマンス(社会学、詩人)
工作舎(2000)


☆☆☆☆☆
神を信じる著者がアインシュタインを無神論から救い出そうと説得して空回りし続ける話だが、その結果、アインシュタインの思想の深さ、天才、そしていい人さに驚かされる。アインシュタインの宇宙的宗教って実は仏教が一番近いのだ。

難易度3/5 推薦度4/5




2015.02.14
『教誨師』
堀川惠子(ジャーナリスト)
講談社(2014)


☆☆☆☆☆
死刑囚に説教をする僧侶の話。些細なことから犯罪者になる人、さらに明らかに冤罪のまま死刑になる人もいる。悪人とは何なのか考えさせられる。

難易度2/5 推薦度4/5




2015.01.28
『〈できること〉の見つけ方:全盲女子大生が手に入れた大切なもの』
石田由香理(全盲女子大生)
岩波ジュニア新書(2014)


☆☆☆☆☆
リアルで臥薪嘗胆を実行するのには脱帽(睡眠時間を削るためにコンクリートの床に寝たという)。タマネギを切るのを自分の役割にもらったりとか障害を逆手に取るのも面白い。色は皮膚感覚でも識別できるというのは、色の本質について興味深い。

難易度2/5 推薦度4/5

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