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樹木ハカセになろう(岩波ジュニア新書) [本(農業と環境]

『樹木ハカセになろう』
石井誠治(樹木医)
岩波ジュニア新書(2011)


日本一の巨樹は
鹿児島県蒲生八幡神社の大クス。
幹周囲24.3m

桜はもともと秋に咲くものだった。

トクサは茎がガラス繊維
爪も研げる。

日本の山は有史以来最も木が多くなっている。
植林が進んでいるから。

夜眠っている犬の鼻は乾いている
鼻は湿っていないと匂いを感知しない。

・今日の一言(本文より)
幹に聴診器を当てても幹を流れる水の音は聞こえない。
나무 기둥에 청진기를 대도 나무 기둥을 흐르는 물의 소리는 들리지 않는다.
把听诊器放在树干上也听不到水流的声音。
If you put a stethoscope to a tree trunk you cannot hear the sound of the water flowing in it.

タグ:石井誠治
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エコ亡国論(新潮新書) [本(農業と環境]

『エコ亡国論』
澤昭裕(通商産業省)
新潮新書(2010)


2000年以降世界の平均気温の上昇は止まっている。

CO2は気温の上昇の後に増加している。

中国の主張。
中国のCO2排出量の増加は先進国の消費を支えるためのものだ。

省エネ法と環境税(石油石炭税)が温暖化対策に利用できる。

25%削減目標はまだ法的拘束力はない。
故に目標として捨ててしまうべし。

・今日の一言(本文より)
2000年以降、世界の平均気温の上昇は止まっている。
2000년 이후 세계 평균 기온의 상승은 멈춰 있다.
从2000年以后,世界平均气温停止上升了。
The average temperature in the world has stopped rising since 2000.

タグ:澤昭裕
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奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録(幻冬舎文庫) [本(農業と環境]

『奇跡のリンゴ』
石川拓治(ノンフィクションライター)
幻冬舎文庫(2011)


農薬も肥料も使わずたわわに
リンゴを実らせる農家の話。
リンゴ栽培の歴史の話もある。

見た目が50代に見えない。
前歯は年齢を表すと思った。

エデンの園のリンゴ。
旧約聖書にはリンゴと記載されず。
本当はリンゴどうかわからないらしい。

雑草を抜くな。雑草が土を耕す。
肥料をやらないと根が深く20m以上になる。
通常は数mしかないという。

・今日の一言(本文より)
Let me not pray to be sheltered from dangers but to be fearless in facing them.
危険から守り給えと祈るのではなく、危険と勇敢に立ち向かえますように。
저로 하여금 위험을 모면하게 해달라고 기도하게 하지 마시고 다만 두려움 없이 위험을 마주할 수 있기를 기도하게 하소서.
我不祈祷在险恶中获得庇护,让我祈祷可以勇敢地面对他们。

タグ:石川拓治
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さよならニッポン農業(生活人新書) [本(農業と環境]

『さよならニッポン農業』
神門善久(農学)
生活人新書(2010)


日本農業の実態を知る。

所沢のある野球場は、
耕運機にかければ農地に戻すことができるので
農地として登記されている。
見た目が駐車場やゴミ捨て場でも農地。
農地として補助金を受け農地として軽い税負担を受ける。

農地基本台帳は法定台帳でないので
調べる個人情報保護法に抵触してしまう。
放置せざるを得ないのだ。

農業保護の費用。
生産者支持推定額PSEは4.2兆円。
農業の付加価値額の3.0兆円を上回る。
すなわち、農業を全廃すると日本のGDPは増えるのである。

減反でコメ生産を減らし収入を増やすのは実はカルテル。
減反がなければ米価は半減できる。
ただし農家のコメ手取り価格は1kg220円から130円になる。

医師資格を緩和しても医療はよくならない。
規制は撤廃すればよいというものではないのだ。

1970年以降、農家は非農家より平均所得で上回る。
農家は金持ちの勝ち組である。
マスコミと並ぶお役人に守られた規制産業の面目躍如である。

・今日の一言(本文より)
日本では野球場や駐車場が農地として登録されている。
일본에서는 야구장이나 주차장이 농지로서 등록되어 있다.
在日本有时把棒球场和停车场登记为农地。
Some ballparks and parking areas are registered as farmland in Japan.

タグ:神門善久
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日本は世界5位の農業大国-大嘘だらけの食料自給率(講談社+α新書) [本(農業と環境]

『日本は世界5位の農業大国』
浅川芳裕(雑誌農業経営者副編集長)
講談社+α新書(2010)


日本農業の実態を知る。必読書。

日本農業の真の力はどのぐらいか?
日本の国内農業生産額は8兆で世界五位
農業生産額:1.中国 2.米国 3.インド 4.ブラジル 5.日本
である。

世界の農業生産量の日本の順位
ネギ1位、ホウレンソウ3位、ミカン類4位、キャベツ5位
イチゴとキュウリ6位、キウイ6位、コメ10位、

中国産野菜はそれほど多くない。
日本における中国産野菜の依存率は0.1%。

農業の強い国ほどむしろ食糧自給率は低いこと。
農業輸出大国であるオランダは自給率53%しかないのだ。
対GDP農産物輸入比率:
独2.6%、英2.4%、仏2.2%、日0.9%、米0.6%
一人当たり農産物輸入額(ドル)
英880、独851、仏722、日360、米244。

日本のエンゲル係数23%は他の先進国に比べて格段に高い。
これは自給率向上政策による被害である。
国産飼料による牛肉に1kgあたり一人1600円を税として支払っていること。
国産小麦は低品質なのに海外の6倍の価格であること。
そしてその小麦貿易で農水省は年に1056億の特別会計を稼ぐこと。

農家の人口が多すぎる日本。
人口比で、英0.8%、米0.9%、独1.0%なのに日本は1.6%。

その正体は兼業農家にある。
兼業している赤字農家100万戸の実態は、
年収500万の巨大家庭菜園付き一戸建てに住むサラリーマンに過ぎない。
そしてそこに年に一兆の税金が投入されているのだ。

・今日の一言
農業輸出大国オランダは食料自給率53%しかない。
농업수출 대국 네덜란드는 식료자급율 53%밖에 없다.
农业出口大国荷兰只有53%的粮食自给率。
The food self-sufficiency ratio of Netherlands, which is a large agricultural exporter, are only 53 percent.

タグ:浅川芳裕
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食料自給率100%を目ざさない国に未来はない(集英社新書) [本(農業と環境]

『食料自給率100%を目ざさない国に未来はない/島崎治道/集英社新書/2009』
著者:
農業・食料論
評価:農業の現状を知る

日本の実質的な食料自給率は、
一般に知られているものよりさらに低く、
わずか20%前後としている。

日本の農地価格は米仏の30倍。
日本の土地行政はでたらめである。

ネギ100円の農家の収入は24円。
その農家労働時間の半分は選別と荷造り。

自給率の高い都道府県。
北海道東北新潟で100%前後。

日本を世界の東京と思えば自給できなくてもいいわけだけども。
食料安保論はどっちがデマなんでしょうねえ。
わかりません、未来のことですし。

・今日の一言
100円のネギを買うと農家は24円の収入になる。
100엔어치 파를 사면 농가는 24엔의 수입을 얻을 수 있다.
购买100日元的葱,农家得到24日元的利益。
If you will buy 100 yen worth of spring onions, the farmer will get 24 yen.

タグ:島崎治道
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「食糧危機」をあおってはいけない(Bunshun Paperbacks) [本(農業と環境]

『「食糧危機」をあおってはいけない/川島博之/文藝春秋/2009』
著者:農学、
システム工学
評価:心配ないそうですよ

単位面積当たりの収穫量の増加。
フランスの面積収穫量は1.3tから7tに。
50年で7倍になったという。
……計算が合わないんですけど。(笑)

2004年の石油消費量は37億t。
世界のサトウキビ栽培適地すべてでエタノールを生産すると、
28億t石油相当のエネルギーが得られる。
石油にかわることができるのだ。

食料増産の切り札は南米。
ブラジルとアルゼンチンの食料生産の余力は大きいらしい。

穀物の世界市場。主要穀物輸出国は6つ。
アメリカ、フランス、アルゼンチン、
オーストラリア、カナダ、ブラジル。
穀物輸入国は日本、韓国、中近東産油国。
意外と狭い動きである。

1960年のカロリーベース自給率は8割だった。
現在、その60年より輸入が増えたのは油と飼料穀物のみ。
自給率の計算には裏がある。

中国農業部の発言。
購買力があれば自給率は20-30%でもよい。
……やっぱり不安なんですけど。

・今日の一言
世界のサトウキビ栽培に適した土地のすべてでエタノールを生産すると石油消費の75%のエネルギーが得られる。
세계의 사탕수수 재배에 적합한 모든 토지에서 에탄올을 생산하면 석유소비의 75%의 에너지를 얻을 수 있다.
要是在世界上所有的适合种植甘蔗的土地上生产乙醇的话,可以得到百分之七十五的石油消费能量。
If ethanol is produced in all the land suitable for sugarcane production in the world, we can obtain the energy of 75 percent of petroleum consumption.

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食料自給率のなぜ(扶桑社新書) [本(農業と環境]

『食料自給率のなぜ/末松広行/扶桑社新書/2008』
著者:農林水産省
評価:食料
輸入の現状とその意味を知る

地産地消を示すフードマイレージ
食料輸送の環境負荷の指標。
日本はアメリカの3倍、英独の5倍、フランスの9倍。
無駄が多い。

水資源への負担。
食料を生産するには大量の水が必要。
食料輸入は水の輸入なのである。

・今日の一言
食料の輸入は水を輸入することである。
식료표의 수입은 물을 수입하는 것이다.
进口食品就是进口水。
Import of food is import of water.

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飢餓国家ニッポン-食料自給率40%で生き残れるのか(角川SSC新書) [本(農業と環境]

『飢餓国家ニッポン/柴田明夫/角川SSC新書/2008』
著者:丸紅産業調査部
評価:日本の現状について知る


意外なこと。
ヨーロッパでは大豆が採れない。

食料安保の考え方、フランスのドゴールの言葉。
食料が自給できなくて独立国とはいえない。

地域で見る自給率。
北海道は自給率200%。

著者の提案。
米作りを増やして生活保護世帯にコメの現物支給すること。

・今日の一言
余っている米を生活保護世帯に現物で支給すれば米余りの問題は解決する。
남아 있는 쌀을 생활보호 세대에게 현물로 지급하면 쌀이 남고 있는 문제는 해결한다.
给受到生活保护的家庭发多余的大米,就解决大米剩下的问题。
To supply the surplus rice in kind to welfare recipient households will solve the rice surplus problem.

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農業が日本を救う-こうすれば21世紀最大の成長産業になる [本(農業と環境]

『農業が日本を救う』
財部誠一(経済ジャーナリスト)
PHP研究所(2008)


新しい農業への展望のレポート。

耕作放置地は39万ヘクタール。埼玉県の広さがある。
農家は農地の値上がりを待っている。
売却のタイミングのため貸すこともできない。
農政のひずみが原因である。

農協は農業でなく金融機関。
農業そのもので運営できていないのだ。

企業の農業参入は撤退の歴史。
オムロンとユニクロの農業撤退。

しかし成功例もある。
ドールは日本国内で契約農家と野菜果物生産している。
カルビーのジャガイモも契約農家である。

・今日の一言
農協は農業でなく金融機関である。
Agricultural Cooperatives are not an agricultural but a financial institution.
농협(農協)은 농업기관이 아니고 금융기관이다.
农协不是农业机关是金融机关。

タグ:財部誠一
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科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている(宝島社新書) [本(農業と環境]

『科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている』
丸山茂徳(地球惑星科学、地質学)
宝島社新書(2008)


スゴ本。いろんな意味で。(笑)
人類壊滅を予言する戦慄の書!!??

生物学者池田清彦の『環境問題のウソ』
物理学者槌田敦の『環境保護運動はどこが間違っているのか?』
資源材料工学武田邦彦の『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』
と、ど素人の環境ウソ本ばかりの中、
ついに本物、地球惑星科学の専門家からの環境ウソ本を読んだ。

氏は、岩波新書から『生命と地球の歴史』という名著を送り出した、
本物の科学者である。科学評論家ではない。

しかしいきなりタイトルから無理がある。この意味は、
科学者の9割が「地球温暖化の主原因はCO2か?」という質問に、
Yesと答えなかったという意味である。
科学者は知らないことには"わからない"と答えるのだ。

地球の温暖化の根拠。
古気候学者マイケル・マンが樹木の年輪から過去の気温を推定。
これが発端というから、意外に根拠は弱いのだ。

著者はこの分析に異を唱えている。
宇宙線量と気温が相関することから、
地球はこれから氷河期を迎えて寒冷化すると宣言しているのだ。
そして温暖化か氷河期か、5~10年後にははっきりするという。
科学者らしく白黒はっきりケリを付ける気である。

そしてむしろ地球の危機はそんなものではないという。
それは石油と人口問題である。
確認されている石油はあと37年でなくなるし、
新しい埋蔵を計算しても68年しかもたない。
そして人類の産業はほとんとが石油に依存しており、
石油が尽きれば農業生産を維持することも難しいのだ。

21世紀は人類史一万年のバブル時代の終焉の時代であるという。
石油が人類に人口バブル時代をもたらし、
石油の枯渇が人類の人口バブルを壊滅させるのである。

これは笑いごとではない。
いま現在既に世界の穀物在庫は食糧危機の水準まで
低下しており、
いつ地球全域で飢餓の時代が来てもおかしくないのだ。

そしてそれに対抗するためには、
国家を超えた地球政府が必要だとする。

ここからは完全に著者の専門を越えた領域であり、
奇妙な議論も多いが、必ずしも笑って読むことではない。
いわゆる環境ウソ本の多くが、
細部に真実が多いものの根本が間違っているのに対し、
この本は細部に間違いが多いものの根本は正しいからである。

・太平洋戦争は人口圧が起こした
人口増加の悪を訴えるのはわかるが、経路依存性を無視しすぎ。

ドイツ大学教科書はすべて英語
そんなわけないでしょう。物理学だけの話かな?

・世界の5地域に分割してEUのような地域連合
・上位に超政府を作る
難しいものの、資源管理を基本にした組織は作るべきと思う。

・民主主義国家のほとんどが自分で民主化したのではない
世界はいまだにアメリカが必要なのである。
人類史最期の覇権国家アメリカを中心に、
新しい世界を切り開くことができるだろうか。

・オランダでは不動産は個人所有のみで相続できない
住んでる家も相続できないのかな?
それだと厳しそう。

・今日の一言
石油が人類に人口バブル時代をもたらし、石油の枯渇が人類の人口バブルを壊滅させる。
석유가 인류에게 인구 버블 시대를 초래하고, 석유의 고갈이 인류 인구 버블을 괴멸시킨다.
石油给人类带来泡沫时代,石油的干涸结束人类发展的泡沫。
Petroleum brings the population bubble to human, and the exhaustion of petroleum will shatter the human population bubble.

タグ:丸山茂徳
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[図解]資源の世界地図(青春新書INTELLIGENCE) [本(農業と環境]

『[図解]資源の世界地図/永濱利廣・鈴木将之/青春新書INTELLIGENCE/2008』
著者:エコノミスト
評価:さっと世界の資源状況を知る


石油の高騰、かつて1バレル10ドル後半から147ドルにまで。
実は日本のガソリンは高くない。
1リットルガソリン価格円は、
アメリカ96円、日本135円、ドイツ219円、イギリス226円。

世界の本当の危機はどこにあるか。
世界の穀物在庫は14.7%。
これは60年代以降の最悪の記録である。
世界は食糧危機目前なのである。

意外な事実。
エビ消費量はアメリカは日本の2.7倍。
エビ好きだったのか……

2005年まで太陽光発電世界一は日本だった。
今はドイツである。

・今日の一言
世界の穀物在庫はもう既に食糧危機の水準になっている。
Global grain stocks have now fallen to the level of a food crisis.
세계의 곡물재고는 이미 식량위기의 수준이 됐다.
世界的粮食库存已经达到粮荒的水平。

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路面電車ルネッサンス(新潮新書) [本(農業と環境]

『路面電車ルネッサンス』
宇都宮浄人(日本銀行、経済学)
新潮新書(2003)


環境に優しい路面電車の復活を!

路面電車はドイツが世界一。
前の電車にくっついて走ることができるものもある。

欧米は赤字が常識。
下水道のようなインフラ扱いなのだ。
海外主要都市での運行費用の補助率は50%に及ぶ。

上下分離方式の採用を勧めている。
インフラは公的に建設し維持し、上は民間が経営する。
またバスやトラックはもともと上下分離方式だと指摘する。
バスもトラックも道路の建設代も維持費を払っていないから、
これでは鉄道に対して不公平なのだ。

フィリップ・ニアマン
路面電車は町の景観の一部である。
ポルシェデザインの路面電車など、視覚的にも工夫がある。
岡山市のMOMOもエレガントな外見を持つ。

路面電車はのんびり遅いという常識。
ところがダラスの路面電車は最高速度105km/h。
もう普通の電車と変わらない。

地元堺市にも計画があるらしい。
臨界新都心-堺駅-堺東-堺市駅への8km。
これは確かに便利だし採算も合うと思う。
今まで一度大阪市内に行かなくてはならなかったのだ。

・今日の一言
路面電車は町の景観の一部である。
Trams are part of the cityscape.
노면전철은 도시 경관의 일부이다.
有轨电车是城市景观的一部分。

タグ:宇都宮浄人
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海はゴミ箱じゃない!(岩波ジュニア新書) [本(農業と環境]

『海はゴミ箱じゃない!』
眞淳平(エコ・パブリッシング代表)
岩波ジュニア新書(2008)


海洋の公害の実態を知る。

西表島の浜辺で回収されたペットボトル。
台湾製32.3%、中国製26.4%、日本製18.0%、韓国製15.6%
こんなとこまで韓国製が流れてくるのが不思議だ。

もちろん日本のゴミも外国に行く。
日本のゴミはミッドウェー環礁などに流れ着く。

ゴーストフィッシングとは?
刺し網が流出したり放置された結果、そのまま魚を捕り続ける。
意味もなく魚を殺し続けるわけだ。

・今日の一言
海はゴミ箱じゃない!
大海不是垃圾箱!
The sea isn't a trash can!
바다는 쓰레기통이 아니다!

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いのちをはぐくむ農と食(岩波ジュニア新書) [本(農業と環境]

『いのちをはぐくむ農と食/小泉武夫/岩波ジュニア新書/2008』
著者:醸造学、発酵学、食文化論
評価:明らかに思想的に偏っているけど面白い話もある。


ヨーロッパでは農業は大切にされている。
ECでのアンケート
定年後もう一度仕事ができるとしたら?
60%は農業と回答した。

農業は儲からないもの。
ヨーロッパの農家の収入の60-70%は国からの補助金。

儲かっている農家とは?
大分大山町の農家の1/3は年収1000万以上。
キノコ類の割合が高い。
長野県川上村レタスとキャベツで日本一高収入の農家。

期待は、水を分解して水素を作る水素菌。
そして水素菌の餌としては生ゴミが使える。
水素菌を培養してエネルギーを作れるかもしれない。

p63に水素爆弾の説明があるんだが、どうも変な気がする。
水素の燃焼力と水爆に関係があるか?

今のトマトは水に浮くが以前は沈んだ。
ミネラルが多いためだ。
化学肥料ではミネラルが少ないのだ。
昔の酸っぱいトマトの方が栄養があるのだ。

・今日の一言
昔のトマトはミネラルが多いため水に沈んだ。
In earlier days, tomatoes can sink in water because it had a lot of minerals.
옛날 토마토는 미네랄이 많기 때문에 물에 가라앉았다.
过去的西红柿,因为矿物质很多,所以在水中会下沉。

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中国の環境問題-今なにが起きているのか(DOJIN選書) [本(農業と環境]

『中国の環境問題/井村秀文/化学同人/2007』
著者:環境システム工学、中国の環境問題
評価:中国の環境問題の現状を知る

中国の自動車保有台数は、2005年で3200万台。
増えたとはいえ、
日本の7570万台、アメリカの24120万台に比べるとまだまだ少ない。
しかし環境問題を考えると増えない方がいいと思うけども。

世界最大のウラン埋蔵量の国はオーストラリア
でも自国では原発を作らないらしい。

中国の水資源2005年。
松花江、1525億t
黄河、540億t
長江、9500億t
海河、267億t
淮河、1400億t
珠江、4391億t
黄河って本当に水が少ない。長江の18分の一だ。

中国の環境対策。
砂漠は年平均1283万平方kmずつ減少している。
環境対策が少しではあるが成功しているのだ。

中国企業の環境意識。
ISO環境管理システム導入1位は日本で14000サイト以上だが、
中国も5000以上あり、イギリスとほぼ同じで世界第2位という。
中国にとって環境問題がまさに死活問題なのは、
よく理解されているのかもしれない。

・今日の一言
黄河の水量は長江の十八分の一である。
The water quantity of the Huang river is eighteenth part of the Chang Jiang river.
황하의 수량은 장강의 18분의 1이다.
黄河的水量是长江的十八分之一。

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地球持続学のすすめ(岩波ジュニア新書) [本(農業と環境]

『地球持続学のすすめ』
武内和彦(自然を生かした地域づくり、地球持続学)
岩波ジュニア新書(2007)


経済的に地球に生きる方法を知る。

青年弁護士ラルフ・ネーダーのネーダー突撃隊。
アメリカの公害の闘士。
彼はゴアの票を食って
ブッシュを当選させてしまったことで有名だ。

鈴木秀夫の指摘する地理環境がもたらす思想への影響。
遠方の見えない森で暮らすと思考が循環的になり、
遠くまで見渡せる砂漠では終末論的になるという。
仏教とキリスト教の違いである。

乾燥地での農業は難しい。
乾燥地でも灌漑するとしばらくは農業できるが、
毛細管現象で塩分が地表に集まり塩害が起こってしまう。

放牧にも限度がある。
平砂地では1ヘクタール当たり最大で、
4頭の羊を養うことができるという。
農業でも放牧でも大地の恵みには限度があるのだ。

水産の資源量はある程度捕獲すると個体数が増加する。
弱い個体から減るからである。

環境を持続するには、大きな循環を考える必要がある。
都市を含めた生物資源の循環システムを作ること。
都市はそれだけで循環するのは無理なのだ。

著者は英語を使って活動することが多い。
英語がよくわからないのときの逃げの一言。
"それについてあなたはどう思いますか?"
相手は内容をもう一度繰り返してさらに説明してくれるという。
これは使える表現と思う。

・今日の一言
それについてあなたはどう思いますか?
What do you think about it?
그것에 대해서 당신은 어떻게 생각합니까?
关于那件事,你有什么看法?

タグ:武内和彦
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バイオマスは地球環境を救えるか(岩波ジュニア新書) [本(農業と環境]

『バイオマスは地球環境を救えるか/木谷収/岩波ジュニア新書/2007』
著者:農業工学、バイオマス
評価:バイオマス研究の最前線を知る

バイオマスとは本来、生物量のこと。
それが転じて生物由来のエネルギー資源で、
化石資源を除くものの意味に使われている。

日本は森が多い。
日本の森林効果として京都議定書の3.8%が免除されるらしい。

バイオマスの先進国はスウェーデン
その消費エネルギーのうち、木質バイオマスが19%を占めるという。

バイオマスもその温暖化防止貢献度は大きく異なる。
サトウキビエタノールは83%
トウモロコシエタノールは23%
ソルガム/スチッチグラス/ポプラは91-94%
また、
風力、水力、原子力は98%
太陽光発電は89%
になるという。
後の発電の数値は、建設費が無視されてると思うけども……

動物の飼育にもバイオマスが登場。
木/シラカバを牛の餌にする実験に成功しているという。

バイオマスは石油のような遍在がないので地産地消を原則にできる。
考えてみれば輸出入で物を運ぶのって無駄。環境に悪いものな。

・今日の一言
その会社は白樺を餌にして牛を育てている。
That company feeds a cow on white birch and breeds it.
그 회사는 자작나무를 모이로 해서 소를 기른다.
那家公司把白桦做饲料养牛。

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"環境問題のウソ"のウソ [本(農業と環境]

『"環境問題のウソ"のウソ』
山本弘(作家、と学会会長)
楽工社(2008)


武田邦彦の本の間違い探し。
槌田敦、池田清彦の間違いも。

基本的に間違い探し本である。
数字的な間違いやデータの勘違いなどが多数あるのでそれを指摘したもの。

飲料容器ゴミは減っている。
スチール缶とガラス瓶からアルミ缶とペットボトルへ移行したということ。

ペットボトルの水は無意味。
日本の水道水の安全基準はミネラルウォーターより高い。
体に悪い可能性はミネラルウォーターの側にある。

"環境ウソ本"の著者の一人池田清彦。
GISSの海上にも温度測定点はある。
マイケル・クライトンの小説上の学者を実在のように引用しているらしい。

"環境ウソ本"の著者の一人槌田敦。
槌田氏のCO2温暖化を否定するグラフは、
そのまま温暖化を肯定するグラフである。

アメリカで起こった京都議定書への反対運動、オレゴン嘆願書。
科学者の署名の主宰者の物理学者フレデリック・サイズは、
タバコ会社から献金を受けて間接喫煙の健康を否定した前科がある。
純粋な科学的反対というわけではないのだ。

"環境ウソ本"の3著者ともに思考力が杜撰であること疑えないと思う。
ただしそれは本全体が持つ主張が間違いであることを意味しない。
これも注意点である。

思うのだが、そもそも武田邦彦や、槌田敦、池田清彦の本は、
一つ残らず文章にトンデモ臭がぷんぷん漂っている。

著者はトンデモの判断法として、
素人の印象を信じるな。専門家の言うことに耳を傾けろという。

実際、彼らが一人残らず専門家でないことに疑問を持つべきだ。
環境問題の専門家とは、環境経済学者や行政学者である。
環境経済学者や行政学者の適切な解説書が求められるところだ。

武田邦彦、槌田敦、池田清彦の本が受け入れられる理由は簡単である。
それが行政と業者の利権を指摘しているからだ。
これはテレビ新聞におけるブームだからである。
ネット上には彼らの支持者が多いが、それはネットの世論が、
しょせんマスメディアの劣化コピーに過ぎないことを示している。

行政の腐敗を指摘するのはテレビや新聞の愛好することだが、
環境問題での業者と行政の癒着についてはあまり語られないのはなぜか、
それを少し考えてみるべきだろう。

こうした環境問題の現状評価については意見が割れているわけだが、
実際にこれからどうすべきかについては、
実は専門家も、武田邦彦、槌田敦、池田清彦らとも大きな差がない。

必要なのは、環境税/炭素税の導入と、廃棄物の生産者責任である。

・今日の一言
日本の水道水はミネラルウォーターより安全だ。
Japanese tap water is safer than mineral water.
일본의 수도물은 미네랄 워터보다 안전하다.
日本的自来水比矿泉水更安全。

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環境保護運動はどこが間違っているのか?(宝島社新書) [本(農業と環境]

『環境保護運動はどこが間違っているのか?/槌田敦/宝島社新書/2007』
著者:熱物理学、環境経済論
評価:根拠のない想像ばかりの本だが、考え方の根本は正しい

"思う"という言葉が頻出する想像ばかりの本。
ただし解決策としては、経済法則に基づくべきこと、
生産者側が責任を負うべきことなどは、
専門家の意見と一致している。

リサイクルするからたくさん作りゴミが増えるという。
あるいは水銀を回収するからもっと使うようになるという。
しかしリサイクルするからゴミにしちゃ駄目だと思ってもいいわけで、
論理的結びつきがない。すなわち何も言えないのである。
これがいいたければ、統計的に実証すべきである。

牛乳パックはリサイクルに適さない。
牛乳パックには内側にポリエチレンフィルムが貼られていて、
そのまま再生できないのだ。
リサイクルできないものをリサイクルするのは資源の無駄である。

すべての工業はリサイクルによるもの。
原油は最初は灯油のみ使用したが、
余りのガソリンをリサイクルして内燃機関に使ったのだ。

リサイクルの本質は何か。
人間社会でリサイクルしても自然の循環に乗らないと無意味。
真のリサイクルとは自然のサイクルに人間も参加することなのだ。

リサイクルの方法を考えるより、リサイクルできない物を出さないこと。
ゴミは資源を使うところから考えねばならない。
生産者側こそが環境を守るのである。

著者は極論が好きなよう。
対策せずに困り果てることが必要などとという。
論理的にも意味不明。困り果てて何もなければ悲惨なだけである。

炭酸ガスを出さない原子力発電は建設コストを考えれば騙しだという。
それは発電所建築がガスを出すのであって、発電ではない。日本語が変。

温暖化と原発の疑惑。
地球温暖化対策に積極的なのはみな原発推進国としている。

環境問題は経済の法則で解決すべし。
毒物等物品税、処理困難物に課税すること。
技術開発には補助金でなく自由競争させること。
結局、やっぱり炭素税に似たものが必要なわけだ。

日本の環境汚染の原点足尾銅山。
足尾銅山が渡良瀬川を汚染し、
ついには利根川の流れを銚子沖に変更したという。
それって、江戸時代じゃ……時期が合わないような。

環境問題の解決の難しさ。
環境問題解決は未来の子どもたちのためのもの。
解決に負担しても、自分たちの利益にはならないのだ。
自分たちの子どもの世代の利益になるのである。

瓶回収の不公平さ。
アルミ缶はビール瓶と違い回収費用がただでアンフェアなのだ。
リサイクルが環境に悪いシステムを後押ししているのだ。

環境対策の切り札。
家電製品や自動車はレンタル方式にすること。
するとメーカーの所有物品なので勝手に捨てることができなくなる。
飲料水の容器もレンタル式にする。
勝手に捨てると所有権の侵害として罰金される。
……産業界が賛同しないから無理だろうね。

・今日の一言
環境問題を解決することは自分たちの利益にはならない。未来の子どもたちの利益になるのだ。
To resolve global environment problems cannot benefit us. It can benefit our children.
환경 문제를 해결하는 것은 자기들의 이익이 될 수 없다. 미래 아이들의 이익이 될 수 있다.
环境问题不是为我们的利益解决的,而是为孩子们的未来解决的。

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アメリカに潰される!日本の食-自給率を上げるのはたやすい! [本(農業と環境]

『アメリカに潰される!日本の食/山田正彦/宝島社/2005』
著者:衆議院議員、弁護士
評価:日本農業の未来を探る

アメリカの牛肉は安全か?
ニューヨーク近郊、ガーデンステート競馬場の集団ヤコブ病発生事件。
人口11万の町で11年で死者17人。
感染牛の骨付きステーキを食べたためかもれしないという。

プリオン研究の第一人者プルシナーは、
プリオンたんぱくはアルツハイマー病の原因の可能性ありとしている。

日本は外圧に弱い。
日本国内で禁止されるホルモン剤使用牛肉が輸入は許される不思議。
国内生産と輸入で条件が違うなんで実に馬鹿げた話だと思う。

中国の毒菜=農薬混入野菜の中毒患者は年に10万人。
中毒事件など日常茶飯事である。
日本に輸入された中国産シイタケは腐らない。
調べるとホルムアルデヒドが検出されたという。

アメリカのアグリビジネスによる農業支配の構図。
種子と除草剤がセットの遺伝子組み換え農業を押し進める。
種子はある特定の除草剤に耐性があり、セットである。
そして種子は一世代で終わりなので毎年購入しなければならない。
遺伝子組み換え農業を始めた途上国は、
まるで中毒患者の如くアグリビジネスの多国籍企業に依存した存在となるのだ。

農業が儲からないのは日本だけではない。
米国は農産物の市場価格の1.5倍の補助金を出している。
米国の農家所得の46%は国からの補助金なのだ。
各国農家の所得における政府助成金を見てみよう。
米国46%、英国76%、ドイツ50%、フランス52%、日本0.7%である。
こんな不公平な競争があるだろうか?

EUの食糧自給率アップの方法、キャップ制度。
過去平均3年間を指標価格としてして1割でも下回れば買い支えるのだ。
食料が余れば、海外に輸出する。
EUでは域内の買い入れ価格と国際相場との差額を、
輸出補助金として輸出業者に支払いしているのでそれが可能なのである。

これらは決して違法ではない。
WTOで認められた農業のAMS国内助成総量枠は、日本は3兆9729億円。
だが日本はAMS枠の18%使用していない。
米国は75%、EUは64%を使っている。

日本の農業予算をなぜそこに使わないのか。
農業予算の44%、1兆3124億円を占めるのは公共事業である。
土地改良と農道であるがそれはもはや必要ない。が、止められないという。
なぜなら、自民党は農家から票をもらい土建業者からお金をもらうかららしい。

農業品目について、セーフガードよりも、
コスト差を直接支払いすべきだという著者の主張には説得力があると思う。

・既読の関連書
日本農業が発展しない最大の理由を遠慮なく指摘した本。
『日本の食と農-危機の本質/神門善久/NTT出版/2006』
その土地行政が日本全体を蝕んでいることを指摘した本。
『高度経済成長は復活できる/増田悦佐/文春新書/2004』

・今日の一言
輸入野菜は何ヶ月経っても腐らない。
Imported vegetables are not spoiled for many a month.
수입 야채는 몇개월 지나도 썩지 않는다.
进口蔬菜经过几个月还是不腐烂。

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食糧争奪-日本の食が世界から取り残される日 [本(農業と環境]

『食糧争奪/柴田明夫/日本経済新聞社/2007』
著者:丸紅産業調査部
評価:人口30億のBRICsの発展がマルサスの悪夢を呼び出す

世界経済の仕組みは大きく変わった。
世界経済の成長が人口8億の先進国から人口30億のBRICsへ。
人口大国の経済発展が食糧不足を呼び込んでいるのだ。
食生活の地球規模の変化が起こっているのである。

穀物市場の特徴とは?
穀物市場の脆弱性。生産量に対して貿易量は10-12%しかない。
そのため生産国の生産変動が増幅されて貿易量が変化する。
また主要輸出国が少なく、主要輸入国も少ない。
工業製品や資源とも違っているのだ。

資源と食料の関係。
米国のガソリン自動車は、エタノール混入率30%。
トウモロコシで走る時代が近いのだ。

肉を食べない大国インド。
インドの肉消費量は一人当たり年4kg。
世界平均32kgの1/8である。

農地の比率は国ごとに大きく異なる。
インドの国土面積の半分が耕地。
日本は12%、中国は10%である。
イギリスは70%以上である。

中島千尋の兼業農家雑草論。
兼業農家は雑草なので駆除しなければならない。
本物の農家を苦しめているのである。

日本農業の問題点。
日本の270万ヘクタールの水田で、
作付けされているのは170万ヘクタールに過ぎず。
食品産業の食品残滓は、飼料として再利用されているのは17%。
まだまだ改良点が多く残されている。

『日本の農業を考える/大野和興/岩波ジュニア新書/2004』
著者:脱WTO草の根キャンペーン事務局長、農学
評価:政治的意図がはっきり含まれており客観的とは言い難い

モンサント社とは、農薬・種子・医薬品の化学会社。
多国籍アグリビジネスの一つ。
農業も多国籍企業の対象となっているわけ。

大豆は世界の作付面積の62%が遺伝子組み換えによるもの。
遺伝子組み換え食品は相当に広まっている。

日本の農薬使用量はアメリカの9倍もあるらしい。
湿潤なので虫がつきやすいのだろう。

環境ホルモンの恐怖も訴えている。
ただこれは既に否定されたのではないかとも思う。

アメリカ政府は、不足払い制度を復活した。
市場価格が生産費以下になったらその差額を補填する制度。
農業という産業が持つ、
独特の不安定性を解消する制度は必要だと思う。

『砂漠化ってなんだろう/根本正之/岩波ジュニア新書/2007』
著者:植物生態学
評価:砂漠化のしくみを知る

新宿三丁目の緑比率は3.4%は砂漠と変わらない。
東京砂漠はまさに真実なのだ。
植物が自然景観の中心にならないと広義の砂漠に入るらしい。

植物の種類。
C3植物、陸上植物の90%。
C4植物、トウモロコシなど。高温と乾燥に強い。
CAM植物、パイナップルなど。乾燥に強い

環境破壊のパターン。
灌漑農業で塩類蓄積。アラル海やカスピ海が有名だ。
過放牧や森林破壊もある。

自然破壊による砂漠化もある。
足尾銅山をグーグルアースで見るとはっきりわかるらしい。

『フリーという生き方/岸川真/岩波ジュニア新書/2007』
に出てきた印象的な言葉を思い出す。
収穫は人生でたった50回しかない。
そして収穫できたのは38回だけで、
その他は台風や虫で失敗したという。
農業はまさに博打なのである。


・今日の一言
兼業農家は雑草だから駆除しなければならない。(中島千尋)
Part-time farmers are weed, so we have to exterminate them.(Nakajima Chihiro)
겸업 농가는 잡초이기 때문에 뽑아내야 한다.(나카지마 지히로)
兼业农户是杂草,所以应该都清除。(中岛千寻)

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割り箸はもったいない?-食卓からみた森林問題(ちくま新書) [本(農業と環境]

『割り箸はもったいない?/田中淳夫/ちくま新書/2007』
著者:森林ジャーナリスト
評価:割り箸と森林の関係を正しく知る良書

日本の割り箸の98%は輸入。
輸入の99.1%が中国産。
中国産割り箸の7割は中国への輸入材。
ロシアとモンゴルから。
今や中国は世界一の木材輸入国なのである。

日本で使われる割り箸は実はシベリアの木というわけだ。

割り箸の歴史は古い。
割り箸に300年以上の歴史がある。
日本の文化ということも可能。

中国産というと汚染が心配になる。
中国産割り箸の残留硫黄問題。
これは現在は検査が義務化されており問題ない。

割り箸の普及のきっかけ。
日本、韓国、中国、それぞれオリンピックで割り箸が普及。
中国での割り箸消費も、
今や日本への輸出量と大きな差はない。

中国の森は増えている。
中国の森林率は16.5%まで上昇。
砂漠の面積も減少に転じているた。

意外な事実。中国産吉野杉割り箸の存在。
吉野杉の背板を中国に輸出し、
割り箸に加工して日本に輸入。
何か無駄な運搬だよなあ……

中国で消費される木材の0.16%が割り箸になる。
そして、その6割が日本に輸出。
割り箸と森林破壊の関係はほぼ皆無に近い。

割り箸は間伐材の実態。
間伐材である若くて細い木から割り箸を作るのは難しい。
吉野の間伐材は直径80cmを超える。

割り箸の新しい形態。
箸袋に広告を入れたアドバシ。
広告を入れて収入を得るのである。

・今日の一言
中国は材木をロシアから輸入し割り箸を日本に輸出する。
China imports timber from Russia and exports disposable chopsticks to Japan.
중국은 목재를 러시아에서 수입해서 나무 젓가락을 일본에 수출한다.
中国从俄罗斯进口木材,向日本出口卫生筷子。

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日本の食と農-危機の本質 [本(農業と環境]

『日本の食と農/神門善久/NTT出版/2006』
著者:開発経済学、農業経済学
評価:日本農業の真の問題を告発する!野心作

すべての問題は日本の土地行政にあり!
土地成金を日本から撲滅せよ!

日本の農業が儲からないのはおかしい。
日本の気候や土壌は植物の生育に適しているという。
日本は狭いが湿潤であり、土地の生産性が高いのに対し、
アメリカやオーストラリアなどは乾燥した荒れ地ばかりである。

日本の農業の特徴は、
優良な農地はショッピングセンターや宅地にも適していること。
そのため、農地を農業で使うより販売する方が儲かってしまうのだ。

高速道路が当たって土地成金が誕生する。
農地の転用収入は農業生産の6割に相当する。
著者は言う。
"日本農業の最大の生産物は農地である"

大規模農家は借地で規模拡大してきた。
しかし農業で利益を上げるには農地価格が高すぎる。
そこへさらに最近の企業の農地所有容認。
企業に買わせるため大規模農家に貸さなくなり、逆効果という。

著者の提示する対策。
農地転用権の入札制度。転用面積の上限を設定するのだ。
さらに農地の課税評価額の自己申告制を導入すること。
そして農地を売買するとき、
売買価格と評価額の差額を譲渡利益と見なし、厳しく課税するのだ。
農地転用の利益を大きくするには、
評価額を高くする必要があるが、
そうすると今度は固定資産税が高くなってしまう。
転用待ち農家に厳しくなるのだ。
真の農家のため、土地販売農家を滅ぼすべし。

これらの法律を作っても、決して財産権の侵害ではない。
公益に反しない範囲でしか財産権は保護されないのだ。
土地は公益性の高い資産であり、既に最高裁の結論も出ているという。

また農地についてなぜ欧米の制度と比較しないのかという。
欧米では農地は日本のように野放しではないのだ。
交通信号や横断歩道の廃止は規制緩和とは呼ばない。
真の自由競争にはルールが必要なのだ。

この本は、
■最近の驚いた記事とか(荻上式BLOG)に紹介されている、
農家切り捨て論のウソ
の著者ということで読んでみました。

日本の土地行政のひどさは農地だけではない。
『高度経済成長は復活できる/増田悦佐/文春新書/2004』
日本経済の発展を崩壊させた最大要因が、土地行政であり、
土地成金こそが日本の癌であることがわかる。

・今日の一言
日本の農業の主要作物は"農地"である。
Japanese main agricultural crop is "farmland".
일본 농업의 주요 작물은 "농지"다.
日本农业的主要农作物是"农田"。

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リサイクル社会への道(岩波新書) [本(農業と環境]

『リサイクル社会への道』
寄本勝美(地方自治・環境政策)
岩波新書(2003)


リサイクルの行政を知る。

2001年のペットボトルリサイクル率
日本40.1%、アメリカ22.1%、EU17.9%。
日本が一番高く、進んでいる。

2001年3月の不法投棄は前年同月より下回った。
ゴミを有料化しても不法投棄は増えなかったのだ。

容リ法の問題点
ワンウェイ容器は自治体が税金で収集しているが、
リターナブル容器は民間なので費用負担で不利になる。
結果としてますますワンウェイ容器が増加する。
牛乳瓶とかを回収するのと違い、
使い捨てではその処理に会社側の費用がないわけで、
不公平なのだ。

ドイツのゴミ収集はほとんどが有料だ。
有料した方が、リターナブル容器との公平が保てるのだ。

デジポット制を生かす方法
観光地、事業所、大学など地域を限る。
あるいは、容器の散乱しやすい自販機の飲料容器のみに導入するという。
これは良い考えかも知れない。

タグ:寄本勝美
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森林からのニッポン再生(平凡社新書) [本(農業と環境]

『森林からのニッポン再生/田中淳夫/平凡社新書/2007』
著者:森林ジャーナリスト、林学
評価:林業と森の歴史の驚きの事実を知る・良書

日本の今の森林率は67%。
ところが、1891年の森林率は45%と、22%も少ない。
森は戦後に急速に増えたのである。
日本の森林破壊は飛鳥時代より始まり、江戸時代が最悪のピーク。
自然と調和したと言われる江戸時代だが、
こと山間部については自然破壊が最も進んだ時代だったのだ。

緑のダム構想。
森林は水を消費する。木も生物だから当たり前である。
水そのものは禿げ山の方が多いのである。
緑のダムの効果とは、あくまでも流量変化をなだらかにすることである。

温暖化と森林の関係。
木材を腐らせず燃やさなければ炭素として貯蓄される。
木造建築物や木製家具を増やすことが
二酸化炭素削減につながるのである。

人工林は天然林より劣るどころか優れている。
天然林より人工林の方が植物の種類は多いし、生物多様性も大きい。
それは光を効率よく生かせる構造になっているためだ。
でたらめに繁殖する天然林より、
効率よく光エネルギーが配分されているのだ。

世界的にも人工林は非常に多い。
アマゾンのジャングルの1/3~2/3は先住民による人工林だという。

世界の森林事情。
中国の森林率は16.55%である。
1993年は、15.12%だった。その差は日本の面積の1/3に相当する。
古代の森林率53%には遠いが、少しずつ回復しているのである。

驚きはイギリスの森林率。
なんとたったの12%。
しかも20世紀初頭は3%しかなかったという。凄まじい自然破壊である。

ドイツの人口林面積1000万ヘクタールで日本とほぼ同じ。
しかし、木材生産量は3倍であり、林業はGDPの5%を占めている。
日本の林業も潜在的にはドイツに匹敵する力があるはずである。

実は、外国の材木は日本の材木より高い。
90年代に価格が逆転したのだ。
輸入の主力はカナダやアメリカで、ヨーロッパも増加している。
途上国から安く木材を輸入しているわけではないのだ。

もともと日本の山村人口は適正値より過剰だったらしい。
ピークは1960年前後である。
過疎が言われる村も、戦前人口は現在よりさらに少ないところもある。
過疎の村には、過剰になった人口が戻っただけの村もあるのだ。

地域の振興が今ひとつ進まない理由に、
実際には困っていないからというのがあるという。
過疎になり老人だけといっても、
都市の老人のように孤独死が続出するわけでもないし、
飢え死にするわけでもないのだ。

・今日の一言
アマゾンの森林の半分は人工林だ。
Half of Amazon forest is artificial forest.
아마존 숲의 반은 인공 숲이다.
亚马逊森林的一半是人工林。

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新版 ごみから地球を考える(岩波ジュニア新書) [本(農業と環境]

『新版 ごみから地球を考える』
八太昭道(ごみのシンクタンク、発明工学)
岩波ジュニア新書(2006)


ゴミ問題の基本を知る。
でも少し変。

牛乳瓶は30回使えるので紙パックに換えるとゴミは30倍になるという。
これはいくら何でも変だ。
紙の軽さや収縮性や回収費用などを無視している。
牛乳瓶3本で1リットルぐらいとして30回なら、
1リットルの紙パックが10個分。
1リットルの紙パックが10個と牛乳瓶1本ならそう変わらない気がする。
それに牛乳瓶はその間9回余分に回収するんだし。
実際、リターナブル瓶の1リットル処理費用は2.3円。
紙パックは2.8円だそうで、けっこういい勝負していると思う。

ビール瓶は平均15回使う。
ビール瓶を同じ大きさのアルミ缶にするとゴミ容積は15倍になるという。
でも、アルミ缶はつぶせるでしょう?

中村氏の発明報酬が200億だったら理系離れが防げるという。
これはひどい。
効果などないし、むしろ他の人の意欲を奪うだろう。
そもそも中村氏の訴訟は、
発明報酬が安くても問題がないことを証明した事件
だ。
だって、中村氏は安い報酬で実際に発明したんだから。
報酬の高さで人間がそれほど動機づけられると思ったら大間違いである。

リサイクル状況。
スチール缶の85%は再び鉄となる。
素材原料のゴミ比率。
鉄25%、アルミ50%、ガラス60%、
ビン90%、新聞50%、ダンボール90%
けっこうリサイクルできている感じだ。

リサイクルの問題点。
家電リサイクル会社は家電メーカーが集まって作った会社。
2社しかなく競争原理なし、また法律で利益を禁止されている。
このあたりには改善の余地があるようだ。

行うべき政策は二つ。拡大生産者責任炭素税

・すべての商品に拡大生産者責任を適用
EUでは消費者が捨てるとそのときから生産者の責任だ。
容器包装の量は日本よりずっと少ないのもそのためらしい。
消費者がゴミを出すのが生産者の責任になるため、
メーカーがゴミにならない商品を工夫するようになるからだ。
著者はまた、拡大生産者責任はメーカーのビジネスチャンスだという。
ヨーロッパがその基準を採用しているから、
同じ条件にしないと、世界での販売に不利になるのだ。

以前のエントリーの本
『環境問題はなぜウソがまかり通るのか/武田邦彦/洋泉社/2007』
で、リサイクルを始めたらペットボトルが増えたといっているが、
拡大生産者責任が採用されていないのが、問題なのだと思う。

・炭素税の導入
環境省によると、
京都議定書はGDP比0.23%の炭素税で達成できるらしい。
やっぱり炭素税が効果的だ。
誤解されやすいが、炭素税は税金を取るのが目的ではない。
二酸化炭素を多く排出する製品を高くすることで、
環境に負荷のない製品が競争に有利になり、
売れるようにするのがその効果である。
だから、炭素税を導入したら、環境技術のない企業が損をするわけ。
そして、日本の環境技術は世界トップクラスなので、
炭素税が高ければ高いほど日本企業は有利になるのだ。
だから、炭素税に反対する日本企業は、
はっきりいってただの馬鹿である。

『環境経済学』
細田衛士・横山彰(環境経済学)
有斐閣アルマ(2007)


教科書。

飲料容器の1リットル当たりの処理費用(円)があった。
アルミ缶 10.2
スチール缶 17.0
リターナブル瓶 2.3
ワンウェイ瓶 46.2
紙パック 2.8
PRTボトル 6.1

・今日の一言
GDP比0.23%の炭素税で京都議定書を達成できる。(環境省)
GDP비 0.23% 탄소세로 교토의정서를 달성할 수 있다. (환경성)
实行GDP比0.23%的碳税就能成就京都协议。(环境省)
The Kyoto Protocol can be achieved by carbon-emissions tax equivalent to 0.23% of GDP. (Ministry of the Environment)

タグ:八太昭道
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環境問題はなぜウソがまかり通るのか(Yosensha Paperbacks) [本(農業と環境]

『環境問題はなぜウソがまかり通るのか/武田邦彦/洋泉社/2007』
著者:資源材料工学
評価:データも主張も面白いが、論理展開が矛盾だらけ

リサイクルしてから販売量が4倍に増えた。分別したからという。
これは単に相関しているだけで、
単にペットボトルが安くて便利なだけだろう。

一人当たり資源使用量は、アメリカは日本の4倍、ドイツは2倍。
日本こそ資源を大切にしている。
単位GDP当たりの資源消費量で見ても、
リサイクルを始めた90年から他国に追いつかれつつあるという。
少し変だ。これは相関と因果を混同している。
90年からというと、不況が始まった時期であり、
単位GDP当たりで数えれば消費量の低下が止まるのは当然のことだ。

1本のペットボトルをリサイクルするのに、
1本作るに使う3.5倍の石油を使う。
ペットボトルは焼却するのが環境にも良いという。
ところが、使用済みペットボトルは、
中国でリサイクル資源として需要が高まり輸出しているともいう。
輸出して採算が合うのなら、資源として使えるように思えるけども……

北極の氷が溶けても海水面は上がらないという。
これはグリーンランドがあるので間違い。

海水面上昇は海の水の膨張によるものがほとんど。
これは正しいらしい。

電気を自分で使えば一度使われるだけだが、節電して貯金すると、
銀行に預けたことで2回使われ石油消費も2倍になるという。
バカか? 馬鹿馬鹿しくてコメントする気になれん。
経済学の勉強しなさいな。

森は二酸化炭素を吸収するというのは嘘という。
杉の木は炭素を貯めるが、
枯死して微生物に分解されると二酸化炭素になり差し引き0だから。
あのー、森を増やせば吸収するわけですし、
木材として使用してる分だけは減るわけで、嘘とは言えないでしょう。

飛行機より新幹線にのると、二酸化炭素を出さないは嘘という。
作るときにエネルギーを使うからだ。
これも既にできているんだから無視するのは当然でしょ。
新幹線を新しく作れば環境に優しいと主張すれば嘘かもしれないけど、
新幹線にもっと乗ろうは間違いにならないでしょうが。

暖かいことは悪いことではない、気温が急激に変わることが問題という。
これはその通り。

京都議定書なしたど1℃上昇を防ぐが、
機能しているのは0.7%なので0.993℃上昇にとどまる。
効果がなさ過ぎるという。
京都議定書なしたど1℃上昇を防ぐという計算が知りたいところ。

粗大ゴミ回収は平均500円だったのが、
家電リサイクル法で平均3500円になった。
また、ちり紙交換屋さんは東京都の特定業者に敗れたという。
古紙の値段は、1985年までは1kg10-50円程度だった。
ボランティア化することで今は8円になった。
これは、製紙業がちり紙交換業に払っていたお金を、
市民が税金として製紙業へ払うことに変わった、ということだという。
まあ、利権というやつですな。

確かに、リサイクルは一種の税金と思う。
お金で税金が取れないので、
ゴミの分別という、強制労働による税金を考えたわけだ。
これはそもそも憲法違反という話も聞く。

日本の火災の死者数2000人超える。ところが50年前は500人だった。
昔は燃えにくいハロゲン化合物や塩ビを使っていたかららしい。
ちなみに同じ時期、アメリカは7000人から約4000人に減り、
イギリスは500人から600人に微増で済んでいる。
火災死者の4倍増は洒落にならん。
これは真剣に考えるべき問題と思うけど、
原因は建材で確実なんだろうか。

どうも全体に、議論が不安定なものばかりだ。
これではどうしても疑いを持ってしまう。
主張が面白いだけに残念なところ。

※07/07/26追記
ダイオキシンの無害性の問題があるが、
ダイオキシンと呼称する範囲に問題があるようだ。
環境問題ではダイオキシン類として範囲を広く取るのに、
武田氏は最小限の範囲で語っているらしい。
環境経済学の本でさらに確認してみようと思う。

『環境問題のウソ/池田清彦/ちくまプリマー新書/2006』
著者:構造生物学
評価:環境問題での異論を紹介したもの

温暖化の太陽主因説。太陽黒点数と気温が相関しているという。
17世紀の寒冷期も黒点のないマウンダー極小期だったらしい。

ダイオキシン騒動はその裏の利権があるという。
ブラックバスに滅んだ日本の生物種はないという。
特定外来生物被害防止法、ダイオキシン法などを、
利権からみのものと見ている。

・今日の一言
ゴミの分別は強制労働だ。
Separating trash is forced labor.
쓰레기의 분별은 강제 노동이다.
分类收垃圾是强迫劳动。

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アメリカの政治と科学-ゆがめられる「真実」 [本(農業と環境]

『アメリカの政治と科学』
マイケル・ガフ(健康リスク評価、環境健康政策)
昭和堂(2007)


企業の立場から真実を歪め直す。中立ではないので注意。

アメリカの科学を巡る政治闘争を知る。
環境問題を過小にしたい企業と過剰反応する民間団体との戦い。

毒物学の基本
用量が毒性を決める。
どんな化学物質も毒性を持つ。
日常の食材でも取りすぎれば毒性を持つのだ。
逆に低い用量ならどんな毒物も安全なのである。

癌を減らすには果物と野菜を取ること。タバコを吸わないこと。
これは明確である。

スリーマイル島の事故。
漏洩した放射能の量は健康への影響を全く無視できる程度だった。

ダイオキシンが癌その他の疾病の原因とする
説得力のある証拠はないという。

ベトナムで使用された枯葉剤が人間に有害とする情報はない。
検討されるのが米軍の兵士の話のみ。
現地の被害者については言及がなく
アメリカ人にとってベトナム人が人間に入らないのがよくわかる。

DDTの使用禁止がマラリアを再燃させた。
レーチェル・カーソンの告発が
発展途上国でのマラリア被害を増やしたというわけ。

環境ホルモンが男性の生殖能力を低下させるとする科学発見は
ほとんど否定されたという。

原子力発電の有用性。
資源の節約になるし、経済的であるとする。
かなり誇張されているようだ。

ゴア副大統領の告発。
温室効果に疑問を持つ科学者は化石燃料業界から財政支援を受けている。
このことをマスコミで発表しようとしたが受け入れられず。
正義は守られたのだと、この本は記す。

化石燃料業界からの財政支援自体は否定していないのが面白い。
この本もまた企業側から書かれた宣伝文書なのだ。

実際、対立する立場の分析や主張に対する反論はほとんどなく、
それが間違いであることがはっきりしていく歴史、として描かれている。
「と」本に多い形式なので、どこまで信頼していいのかは不明である。

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楽しいぞ!ひと昔前の暮らしかた(岩波ジュニア新書) [本(農業と環境]

『楽しいぞ!ひと昔前の暮らしかた/新田穂高/岩波ジュニア新書/2005』
著者:フリーライタースポーツ専門誌編集者
評価:農村の暮らしを知る・体験日記

初動負荷理論
ボールを投げるとき動作の後半に腕の力が抜けていなければならない。
筋力アップは体幹部に近い部分が大切だそうだ。

それでメジャーリーガーとかまん丸い体型の人が多いのかな?

タグ:新田穂高
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