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つっこみ力(ちくま新書) [本(論理思考]

『つっこみ力/パオロ・マッツァリーノ/ちくま新書/2007』
著者:千葉在住の自称イタリア人の社会学者
評価:メディア批判のつっこみ力を考える・あまり成功していない

メディアリテラシーの代わりにつっこみ力を。
実社会では公平な立場の議論なし。
そうしたとき、ツッコミが役に立つ。
昔から権力者には、諷刺で対抗するもの。
別に特別なアイディアでもないんだけども。

アメリカの笑いにつっこみなし。
そうなのか。日本以外にツッコミがいるのってどこの国だろう。
中国にも韓国にも漫才はあるけど、
あれもボケとツッコミの組み合わせなんでしょうか。
中国の漫才(相声)など、笑いの外国語は一番難しくて、
よくわからないんですよね。
ボケ潰しタイプが多いと思うけども。

笑いの仕組みを解き明かすのは永久に不可能という。
もう解けているんですけどね。まあそのうちに気づくでしょう。

ラッセルの言葉
どういう選択をするのかを論じるのが経済学
選択の余地がなぜないかを論じるのが社会学
わかりやすいかも。
相補的な関係にあるよね。

血液型占いやゲーム脳などを考えた人は天然ボケの持ち主だ。
まあ、ボケてなきゃ、こんな馬鹿なこと思いつかないってこと。

日本の格差問題
収入格差を問題視して資産格差を問題視しないのは欠陥。
これは確かに思う。
資産を基準にした研究がほとんどないのはなぜだろう。

"地価が下がると経済に悪影響"は金持ちのたわごとという。
これも全く正しい。
テレビに出るエコノミストは金持ちのために行動する存在。
だって投資家の相談が仕事に多いからね。
奴らにとって金を出さない貧乏人は人間には入らないのよ。

この本の後半は、つっこみ力とは関係なく、自説の主張。
すなわち、自殺率は失業率と連動しているわけではなく、
住宅ローンの方式に原因があるとのこと。

自殺率と失業率の相関のグラフは、
日本とフランスは明確だがアメリカとオーストラリアには相関がない。
実際には、失業して借金が返せなくなって自殺するという。

まあそれでも普通は失業と自殺が相関するっていうんだけど。
因果関係という言葉の意味をわかってないね。著者は。
原因というのは一つではないし、
原因は連鎖するから、原因の原因もある。

それでも、平成10年はゆとりローンの犠牲者による自殺増であり、
住宅ローンの方式を変えること、
家そのものだけしか担保にできないことにすることが必要との提言は
興味深く思う。

『逆説思考/森下伸也/光文社新書/2006』
著者:社会学、ユーモア理論
評価:分類して解説・楽しく読める本

以下の3つの分類
転倒思考:戦争は善である
逆因果思考:急がば回れ
因果反転思考:泣くから悲しい

アインシュタインは頭頂葉に傷害があったなど、
正高氏の妄想を真に受けすぎなのが気になる。

実際の逆説。
借家人の権利を保護したため家賃が高騰していること。
借りた人を追い出しにくいため、
物件があっても貸す人が少なく家賃が高くなってしまうのである。

・今日の一言
アメリカの笑いにつっこみなし。
American stand-up comedians have not "Tsukkomi".
미국 개그맨은 "쯧코미"는 없다.
在美国谐星里没有逗哏儿。

※追記
中国の相声にはボケとツッコミがあるらしい。
韓国にはないらしい。
日本と中国にあるのに、韓国にないとは不思議だ。

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